その文章に、あなたはまだ残っていますか
どうも、久我レイジです。
文章って、どこまで自分で書けば「自分のもの」なんだろうなと、最近よく考えます。
昔なら、わりと単純でした。自分の頭で考えて、自分の手で打って、自分の責任で出す。それが当たり前だったし、今でもその感覚自体は間違っていないと思います。
ただ、そこに生成AIが入ってきたことで、話が少しややこしくなりました。
AIで文章を書くことに、まだ違和感がある人は多いと思います。僕もその感覚はわかります。文章を書くって、ただ文字を並べる作業じゃないんですよね。
書く前に考えて、途中で迷って、違うなと思って崩して、また組み直す。その遠回りの中でしか出てこない言葉もあるし、書いているうちに、最初に考えていた場所とは違うところにたどり着くこともあります。
たぶん、それも含めて文章なんだと思います。
だから、AIを使うことで、その遠回りが全部消えてしまうなら、それは少し怖い。
僕自身も、AIで文章を整えることがあります。でも、整えてもらった文章を見て、「いや、読みやすいんだけど、僕が悩んだ跡が消えてるな」と思って、結局かなり戻すことがあるんです。
言葉としては綺麗になっている。流れも悪くない。たぶん、読みにくさも減っている。
でも、なぜか自分の文章じゃない気がする。
妙に安全で、引っかかりがなくて、どこにも傷がない。読めるんだけど、なぜか残らない。
そういう文章になってしまうことがあるんですよね。
だから僕は、AIに全部任せるのは違うと思っています。でも逆に、AIを使うこと自体を否定するのも、少し違う気がしています。
今の時代、文章は完成度だけではなく、「どれだけ残しているか」もかなり大きいです。1本の記事がその日に読まれなくても、あとから検索で見つかることがあるし、数ヶ月後に誰かのタイミングに合うこともあります。
その時に、そこに記事がなければ、そもそも出会われない。
つまり、文章は未来への仕込みでもあるんですよね。
1本を何日もかけて丁寧に書くことは大事です。でも、それだけで戦えるかというと、今は少し怪しい。
AIを使いながら、自分の考えを形にしていく。音声入力で思ったことを話して、その熱量や迷いを残したまま、AIで流れを整える。読みにくい部分をならして、届きやすい形にする。
これは、手抜きというより、自分の考えを遠くまで運ぶための方法なんじゃないかと思います。
もちろん、危うさもあります。
AIを使えば、誰でもそれっぽい文章は作れます。でも、それっぽいだけの文章は、やっぱりどこかでバレる。
経験していないこと、本気で考えていないこと、失敗も迷いも通っていない言葉。そういうものをAIで綺麗に整えても、たぶん深くは刺さらない。
むしろ中身がない人がAIで加速すると、中身のなさまで速く広がってしまう。
ここは、かなり怖いところです。
AIを使った文章が問題なんじゃなくて、AIを使った瞬間に、自分で考える責任まで手放してしまうことが怖いんだと思います。
「それっぽいから、これでいいか」
この感覚がいちばん危ない。
自分の言葉として出すなら、最後に責任を持つのは自分です。AIが整えたとしても、その文章で誰かに届くのなら、そこに立っているのはAIではなく、自分なんですよね。
だから、問われているのは、AIを使ったかどうかではなく、その文章に自分の考えと責任が残っているかどうかなんだと思います。
AIを使っても、自分の経験や視点や迷いが残っているなら、それは自分の文章に近いと思います。でも、AIが出した綺麗な言葉に乗っかっただけなら、それはたぶん、自分の文章ではない。
この差は、かなり大きいです。
これからは、全部自分でやる人より、自分をちゃんと残したまま加速できる人の方が強くなる気がしています。
AIに書かせるのではなく、自分の中にあるものを、より遠くまで届けるために使う。その見方をすると、生成AIへの引っかかりも少し変わってくるんじゃないかなと思います。
まだ僕の中でも、完全に整理しきれているわけではありません。
ただ、少なくとも「AIを使ったら手抜き」と決めつけて止まってしまうのは、もったいない。
道具を使ったことより、その道具で何を残したのか。たぶん、これからの文章はそこを見られるようになる気がしています。
綺麗な文章より、その人が本当にいた文章。
たぶん僕は、まだその境目で迷いながら書いています。
でも、残したいのはそっちです。



久我さん、
AIが出てきたことで、伝えたいことがうまく整理できなかったのが、できるようになってきました。
でも、「自分の言葉」は忘れたくないですね。
譲れない言葉があって、それを向こうは削るように言ってきますが、そこは自分の言葉を大事にしたいですね🥰
今のAI時代には、本人の人柄が感じれるそんな文章が心に残るのでしょうね。久我さんの記事にはとても大事な事が沢山書かれているので、ほんとに勉強になります☺️